入国と滞在ビザの話

幼稚園に
学生ビザが要る?

日本と韓国領事館

お役所のお仕事

病気の時はどうする?

よくかかる病気と診察料

MSP加入に6ヶ月!!

アメリカのビザをとる


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入国と滞在ビザの話

夫は私達より先にカナダに入国し、その後、私達も同伴家族のビザで入国したのだが、思いもかけないことがあった。夫は就労ビザ(WORK PERMIT)で入国し、私達はカナダ大使館からもらったレターのコピーと夫が入国時にもらったビザのコピーを送ってもらい、それらを持って入国した。日本でカナダ大使館にビザ申請をした時に夫はもちろん、家族全員の名前を記入して同伴家族ビザを申請したし、カナダ大使館からの書類にもコピーを見せるよう指示されていたのだが、本来なら夫と同じ滞在期間で同じ資格(同伴家族)のビザがもらえるはずなのに入国審査官が認めてくれない。夫は入国する時に後から同伴家族がある、と言ったし、私達もそう言ったのだが、夫のビザには私や娘の名前が記入されていないし、私が韓国籍のパスポートで姓が違うこと、婚姻を証明できるものがなかったためだと思う。結局、夫の同伴家族であることは認めてくれたが同伴家族ビザでなく、6ヶ月間の訪問ビザしかくれなかった。(娘も同じ)

同じ時期に同じ資格でカナダに入国した知り合いの家族は問題なく同伴家族ビザをもらっている。一緒に入国すれば問題なかったと思うが、婚姻証明や大使館に提出した申請書類など全部コピーをもっていくことをおすすめします。(後でImmigrant Societyに相談したら、家族も含めて申請しているのに入国審査官の対応はおかしい、と言われた)

幼稚園に学生ビザは要る?

前述のビザの話は、娘を幼稚園に入れるときにトラブルになった。スクールボードから娘の滞在資格を夫の同伴家族に変更しないと入学資格がないと言われたのだ。それで日本領事館、韓国領事館、Immigration Office、Immigration Society等に行ってどうすればいいのか聞いたのだが、どこも確かなことがわからない。また学生ビザがいる、といったスクールボードも違う担当者は必要無いと言うし、いったい何が本当なのかわからずに混乱した。後で友人に聞くとそういったサービスや対応は担当者もよくわからないことが多く、時間はかかるし適当なのでみんな苦労したと言う。

結局、移民者のために様々な相談に応じてくれるImmigrant Scocietyが一番親切でていねいに対応してくれ、スクールボードにも自ら電話して幼稚園に学生ビザは必要無いことを確認してくれた。私達の訪問ビザを夫の同伴家族ビザに変更することは手続き上難しいし、訪問ビザは費用はかかるが延長できるのでそうしたほうがいいと言われた。同伴家族ビザを申請しているのにImmigrationの対応は不十分だが、法律的には問題ないので勘弁してくれ、という感じだった。Immigrationに関する書類や情報はホームページhttp://www.cic.gc.caで参照できるが、事前によく調べておくことが必要だとよーくわかった。

  • Immigration Office(1148 Hornby St.)
    2回行ったが、相談窓口の電話番号とImmigrant Societyの住所を教えてもらった。ビザに関する書類の受け渡しや簡単なことしか対応してくれない。
  • Immigrant Services Society Welcome House(530 Drake St.)
    移民した人達のための相談窓口といった感じの事務所。担当者が親身になって話を聞いてくれるし、必要であれば書類の作成も代わりにしてくれる。今回、返答が違って混乱していた私達にここの担当者が一番分かりやすく説明してくれてとても助かった。

日本と韓国領事館

滞在ビザのことでは日本と韓国それぞれの大使館に相談しにいったが、国の違いというか、対応が違っていた。日本大使館では多分できるでしょうという曖昧な返事で、ダウンタウンにあるImmigration Officeの住所と電話番号を教えてをもらった。行く前に電話をした方が良いと言うので代わりに電話をしてくれるように頼んでみたが断られた。韓国大使館は手続きそのものがあんまり分からないみたいでシンクレア・センター(パスポート事務所などがある)でできるんじゃないかとかこれまた適当。どうも両方共頼りないので結局自分ですべてをやらないといけなかった。日本では外務省批判が高まっている時期だったので職員の対応はそこそこだったが、もうちょっと助けてくれてもいいのにと思うのは私だけか?

ちなみにカナダの日本語ポータルサイト「JPCANADA」(http://www.jpcanada.com/)の掲示板では驚くくらいたくさんの人が領事館のまずい対応や横柄さについて書き込みをしていた。そこまで不愉快な思いはしたことないし職員もお役所対応ではあるが、いろんな意見があるので覗いてみてはどうですか?

お役所のお仕事

カナダに限ったことではないが、ここでも「お役所のお仕事」といういいかげんな対応やサービスの不手際が多い。まず最初に困ったのはSINカードの申請だった。SINはSocial Insurance Number(社会保険番号)のことでこれがないとカナダでは働くことができないし、いろいろなところで必要になる。夫の研究滞在先であるUBCにも番号を連絡しないといけないので、さっそく手続きをした。しかし、通常3週間くらいで届くカードがいつまでたっても郵送されない。シンクレア・センターにあるHRDC(Human Resource Development Canada)事務所に何度も出向いて確認するのだが、そのたびにもう少し待てや住所を間違ってないかと聞くばかりでらちがあかない。結局、窓口はあきらめてフリーダイヤルの電話で確認したら、住所が不明で戻っているという。改めて電話で住所を伝えてほどなくカードが郵送されてきた。もちろん、住所を間違えたのではない。(何度も確認した)窓口でコンピュータ入力する時に間違えたとしか思えない。また電話ではあっというまにカードがどこにあるか確認できたのに窓口ではなにもしてくれない。

次に困ったのは運転免許の切り替えだった。BC州の免許に切り替える手続きはICBCのドライバーズオフィス(ICBC Driver's Licensing Office)で申請できる。SINカードの件があったので、郵送ではなく窓口での受け取りを希望したら2週間かかると言う。(自宅へ郵送なら1週間)2週間が過ぎて窓口に出向いても届いてないという。1ヶ月を越えても同じでその間になんども窓口まで出向いているのに「ない」の一点張り。こちらも窓口は諦めて電話での問い合わせ先に聞いてみるとすでに希望したオフィスに届けてあることをその場で調べてくれた。翌日に窓口へ行って届いてあるはずだ、というと「ソーリー」の一言もなしにポンと渡された。

つまり、結論からいうと”窓口はあてにしてはいけない”のだ。もちろん親切に担当してくれる人もいるがまれ。たいがい窓口業務の人は書類を受け取ってよそにまわすだけでなんにもわかってないのではと思う。実際、自分の仕事以外は知らんぷりで、同じオフィスでも対応する人によって言うことや対応が違うなんてザラ。窓口でなにか頼む時は絶対に担当者の名前を聞かなければいけないとその後、多くの友人、知人に注意された。また”窓口で聞くより電話サービスが確実”だ。たいてい質問や問い合わせの電話案内が用意されているし、迅速に対応してくれる。いつ届くかとやきもきしたSINカードも運転免許も電話してあっというまに調べてくれたし、ていねいに対応してくれる。英語になれないうちは電話よりも窓口のほうがいいと考えがちだが、電話を積極的に使うことをお勧めします。

病気の時はどうする?

こちらにきて一番の心配は病気になったらどうしようかということ。BC Medical Careなどの公的医療サービスはあるが、加入するまで3ヶ月の待機期間があり、すぐには使えない。旅行者の健康保険はあるが10ヶ月などの長期滞在では保険料は高いので、私達は海外傷害保険がついたクレジットカード(たいてい3ヶ月間)を利用することにした。

こちらについて早々に妻が病気になり、医者にかかることになった。困ったのは日本語ができる医者が必要なこととカナダはファミリードクターが一般的でいきなり外来診療等はしてくれないことだ。日本語ができる女医さんはバンクーバーに一人おられるので、その先生を旅行社で教えてもらった。こちらの情報誌でよく紹介されているのですぐにわかる。

またファミリードクターは日本や韓国ではなじみがないが、かかりつけのお医者さんのようなもので、医者が少ないため最初の診察はファミリードクターが行い、その後専門医に診てもらうことになる。つまり、病院で診てもらうためにはまずファミリードクターに紹介状を書いてもらうわけで、ファミリードクターに診てもらうには...知り合いがいないとだめ。ファミリードクターの方も多数の患者をかかえていると新規の患者は断られる。そこで、最近はカナダでも日本や韓国のように外来診療を受け付けるWalk in Clinic(ウォークインクリニック)がはやっている。診察予約はできないので直接いってみてもらうことになる。私の場合は、日本人の先生がいついるのかを電話で確認してでかけた。

よくかかる病気と診察料

カナダの医療費はとても高いとガイドブックに書いてあるが、実際高い。保険がないと一回の診察費がかさむことになる、私達は前述の旅行保険を使えたが、おもしろいのは診察前に医療費を払うこと。私の場合は一回の診察費$50だった。ところが、同じように診察にきていた日本人の女の子はなぜか一回の診察費$100。診察が終わって話をしてみると特に変わったことはしてないし、診察内容もほとんど同じ。でも倍も値段が違う。その人も日本で旅行保険に入っていたので医療費は保険でカバーできるが、どうもよくわからない話だった。クリニックごとに違うのかもしれない。

ちなみにこちらで女性がかかりやすい病気のひとつが「膀胱炎」。カナダに長く在住する友人達も一度ならずかかった病気だそう。乾燥している気候のためらしく、予防にはクランベリージュースをたくさん飲むといいらしい。なぜクランベリージュースなのかはよくわからないが、ビタミンの作用や雑菌を洗い流してくれるかららしい。クランベリーはバンクーバーの特産品だそうで、ダウンタウンから東のフレイザー・リバー近辺にはたくさんのクランベリー畑があるとのこと。

MSP加入に6ヶ月!!

バンクーバーに到着して1ヶ月すぎた頃にMedical Service Plan(MSP)を申し込んだ。時間がかかると聞いていたが、いつまでたっても連絡がない。申し込みから3ヶ月をすぎてバンクーバーにあるオフィスに電話して聞いてみた。書類を紛失したかもしれないので、改めて送れば2、3週間以内に処理するという。今度は普通郵便ではなく、記録が残るエクスプレス扱いで郵送した。それでも連絡がない。申し込みから5ヶ月を過ぎたときに今度は白紙の申込み用紙が郵送されてきた。なんでいまさら用紙を送ってくるのかとまたバンクーバーのオフィスに電話してきいたら、もう1ヶ月待て、という。らちがあかないのでBC州の首都ビクトリアにあるMSPオフィスに長距離電話することにした。

対応してくれた女性オフィサーに、すでに6ヶ月近く待っていること、子供がいるので病気になったら困ることなどの事情を説明したら電話でケア番号を教えてもらった。保険証にあたるケアカードと保険料支払いの請求書は後日郵送されるという。私達は誰も医者にかかっていなかったので、保険料の支払いは電話で問い合わせた今月からでいいことになった。ところが郵送されてきた請求書には4ヶ月以上もさかのぼった金額がかかれていて、またビクトリアまで電話して支払い金額を確認することになった。(結局、待たされた期間の保険料は払わなくてもいいことになった。)

つまり、「お役所のお仕事」のエピソードで書いたように仕事がいいかげん。書類を紛失したとか、もう少し待てというのはあてにならない。絶対に担当者は適当なことを言っているからだ。しかも、電話はきちんと対応できるところにかけないとほんとにたらい回しにされる。MSPの場合は、バンクーバー地域や外国人向けの電話サービスなどいくつも電話案内があるが、ビクトリアのMSPに直接かけてオフィサーに話をしないとどうにもならない。長距離なので、「安い長距離電話のかけ方」で紹介したコーリングカードを事前に用意しておかないといけない。

MSPの対応が遅いのは有名なので、加入をあきらめて自分で旅行保険に入る人が多い。安心だけど費用もすごく高い。私たちは幸いにもたいした病気にかかることもなく、時間も手間もかかったがMSPに加入できたので安上がりだった。(MSPは3人家族以上なら月108カナダドル)ちなみに加入申請期間中にかかった医療費はMSPに請求できるみたいだが、このありさまではいつ支払われるかわからないので、あきらめてしまう人もいるほど。トラブルをさけるためにも、

サービスを直接担当する部署に電話して、オフィサーと交渉すること

それが最善の方法です!!

アメリカのビザをとる

シアトルに住む友人のところへ娘と二人で遊びにいこうとしたら、韓国人はアメリカのビザを取らなければならない。バンクーバーで暮らす韓国人はビザをとるのはとても難しいと口をそろえる。日本やカナダなどの一部の国は短期ならビザを免除されているが、韓国はその中に含まれていないせいだ。また本国よりも第三国でビザを申請するのは大変らしく、カナダに住む韓国人はカナダのビザと一緒にアメリカのビザも韓国で申請するのが一般的。とはいえ、とにかく申請してみることにした。

手続きは大使館のホームページを参考に必要な用紙を手に入れた。アメリカのビザはいっぱい種類があるのでとまどったが、インターネットに解説があって助かった。申請手数料は現金で100USドル!また大使館のあるビルはとても警備がきびしくて事前に予約をしないと中に入れてくれない。しかもその予約をとるのに1分2カナダドルの有料電話か、10カナダドルを払ってホームページで日時を予約しないといけない。この日時に書類提出とインタビューを行うので予約は早めにしないといけない。最近は戦争やテロの影響で審査が厳しいこともあって、だいたい1,2週間先の予約しかとれない。私たちも4月半ばに申し込んで4月末のインタビューを予約できた。

必要な証明書類は、特に決まっているわけではなくてアメリカに不法滞在しないことを証明できればいい。たとえば、十分な銀行残高証明やアメリカ以外に家があることを示す賃貸契約書、仕事していること、車などを持っていること、さらに既婚の場合は結婚証明書などだ。これらの書類は日本大使館や銀行にお願いすればすぐに発行してもらえる。

で、インタビューの当日はちゃんとした服装をして、一人では心配なので夫と閖と3人で出かけた。人によってはインタビューでいろいろと質問があって何度も大使館にかけあったとか聞いたので緊張した。でも、警備員のおじさんはとても親切で日本語でも話しかけてくれ、夫が韓国語を話せないと知るとどうやって結婚したの?とたずねられたりした。
警備は厳重で空港のような金属探知機のゲートがあって、手荷物はすべてチェックされる。しかもフロアを移動するたびに同じように検査される。申請窓口は4つあるがインタビューしているのは一人で、私たち以外にも10人前後の人たちが順番を待っていた。たいていここで1,2時間は待たされる。結局2時間近く待ってインタビューしてくれたのは口ひげを生やしたやさしそうなおじさん。日本で結婚してカナダで暮らしていること、アメリカには休暇で行くのかといったごく簡単な質問だけでわずか5分であっさりインタビュー終了。同じ日の指定した時間にビザを発行するのでパスポートを取りにいくことになった。

結局、人から言われたほど大変なことはなかった。もらったビザは10年間有効で、私の場合は、既婚でしかも日本人の夫がいることや観光目的などの理由もあるのだろう。もし、日本でビザを申請したら1ヶ月以上かかると聞いたが、カナダで申請すると予約がうまくいけば1週間でビザが取れる。

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Update 10/19/2003 15:42