バンクーバーの
住宅事情

家の探し方あれこれ

カナダの家

IKEAで家具をそろえる

ちゃぶ台がいるね

スカリーのアパート

高層アパートの火事

ディスポーザー付シンク

早朝の強盗事件


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バンクーバーの住宅事情

住む所を決めるのが一番頭を悩ませたことだった。まずどこがいいのかがわからない。物騒なところは困るし、生活に不便なところもさけたい、夫の通勤にも楽で閖の幼稚園も近い方がいいと欲を出せばきりがない。海外留学の経験者に聞いてみたが、その時々の状況も違うし。結局はこちらにきて見聞きしたことをまとめるとバンクーバー(ダウンタウン周辺)の住宅事情がわかってきた。

  • 西にいくほどよい
    • 原則として西に向かうほどよい条件だそうだ。UBCの近辺やWest Vancouver、ダウンタウンでも西側のスタンリーパークに近い所は高級住宅地のイメージがあるとのこと。
  • 空室は少ない
    • 不動産屋が賃貸住居の仲介をすることは少なく、自分で歩いて空き物件を探すのが一般的だが、バンクーバーは移民がどんどん入ってくるので空室は少ない(らしい)。好条件の物件はすぐになくなってしまう。(香港の返還以来中国系の移民が多いため)
  • 空室は月末に出て翌月初めにはなくなる
    • こちらの賃貸契約がたいてい1ヶ月前に退去通知を家主にだすことを条件にしている事情による。いい物件を探そうと思ったら月末がねらいめで翌月過ぎまで残っているのは人気のない物件(場所がよくない、家賃が高い、使い勝手が悪いなど)ということ。
    ダウンタウンでは海に近いほど家賃は高い
    • 海が見える景色のよい部屋は高い(当たり前だけど)逆にロブソン通りよりも南の住宅街は比較的安い物件が多い。(実際ロブソン通りを境に南と北で街ががらっと変わる)
  • キツラノは若い人向け?
    • キツラノ地域は低層住宅が並ぶ落ち着いた街で住むのに一番という人と変わり者や若いアーティストがたむろするので家族連れにはすすめないとかいろんな意見を聞く。いまだによくわからないが、UBCの学生も多く住んでいるしダウンタウンに比べて家賃は安い。
  • ダウンタウンなら車はなくてもなんとかなる
    • あればもちろん便利だが、なくてもたいていのところには歩いていける。歩くのがいやでもバスはあちこちに走っているので最初はダウンタウンに住むのが便利かも。

家の探し方あれこれ

家の探し方はなかなか難しいし、いろいろなやり方があるのでなんともいえないが、私達はこちらにきて2回住む所を変えたその経験をお話します。

まず日本からインターネットで物件を探した。UBCのホームページや検索エンジンで調べるとバンクーバーの賃貸住宅情報がいっぱい出てくる。いくつかメールを出して聞いてみたが、たいてい空きがない。(なぜないかは「バンクーバーの住宅事情」をごらんください)現地にいって探すことも考えたが、費用もかかるし、あてがあるわけでもないので断念した。(同じ時にバンクーバーへこられた先生は出発半年前に下見もかねて家族で1週間こちらに来られていたが。)

次に賃貸住宅の斡旋をしてくれるエージェントを紹介してもらった。こちらに在住している日本人の代理人なので予算や部屋の希望を日本語のメールでやり取りして賃貸契約を結ぶことになった。代理人契約をする場合、1ヶ月分の家賃を報酬として代理人に支払うことになる。私達の場合はその半分で引き受けていただいた。自分で探すための渡航費や滞在費を考えるといい方法だったと思う。実際、家具つきのコンドミニアムに入居できてスーツケースひとつ持っていくだけで生活を始められた。家賃に電気、水道、ケーブルテレビにインターネット接続まで含まれていたのでホテル暮しと同じで楽だった。ただ家賃はそれなりだったし、こちらで出会った友人全員に家は自分で探せば安くすむのにどうして代理人に頼むの?って聞かれてしまった。でも、事情がわからないうちは家を探しようがないし、余裕があって賃貸契約も英語で不安という人はいい方法だと思う。(語学留学する人は学校が紹介してくれることもあるそうだが、地元に住んでいる人から見るとなんですごい大金を払って斡旋してもらうのか、とよく言っていた)

さて、事情もわかってきてカナディアンの友人もできるといろいろとアドバイスをしてもらえるようになり、自分で新しい家を探すことになった。そこで、教えてもらったのが地元の新聞バンクーバー・サンの住宅関連ホームページに掲載される賃貸物件情報だった。ほとんど毎日のように新しい賃貸や売買物件が追加され、地域や家賃、部屋数等で検索できる。略号で書いてあるので最初はなんだかわからない(地球の暮らし方などのガイドブックに説明はのっている)が、いくつか候補をリストアップし、部屋を見せてもらう日時を電話で連絡する。応対するのは国に戻るので部屋を貸したいパキスタン人の家主や投資のために家を持っているアメリカ人から管理を任された代理人だったりする。驚いたのはまだ住んでいる人がいるのに入居希望者が部屋を見にくると合鍵でばんばんいれてしまうことだった。家主が応対するならともかく、家具も日用品もみんなあるのに留守中他人が部屋にはいるわけで、ものを盗まれたりとかしないのかと心配になった。

 

結局、私達はライオンブリッジの見えるコンドミニアムに入居することにした。1ベッドルーム+Denでリビングは広いが部屋数の割には家賃は高かった。でも、窓から見える景色は抜群で特に夜景(写真右)はきれいだったのでとても満足している。

カナダの家

日本では1LDkとか、2LDKとかリビングとキッチンそれに部屋がいくつあるかで家の間取りをみるが、カナダではベッドルームの数になる。1ベッドルーム、2ベッドルームいった具合でベッドルームが世帯数(一緒にねる夫婦)を表すようだ。しかも、駐車場の数と比例する。2ベットルームの家は駐車場2台、3ベットルームなら3台という具合だ。

その他に日本のワンルームにあたるバチェラーやルームシェアなどさまざま。語学留学やワーキングホリデーなど単身で来る人はそういったところに住むが、私達のような家族連れは1ベッドルーム以上のコンドミニアムやタウンハウス、郊外の一軒家に住むことになる。現在、私達が住んでいるのは1ベッドルーム+Denのコンドミニアム。Denというのはベッドルームにはならない小部屋をさす。といってもちゃんと窓があって小さな勉強部屋みたいなものから、窓のない物置きみたいなところ、リビングの一部が奥まっていてちょっとした机がおける程度(部屋とはいえない)のものまでいろいろある。

コンドミニアムは大型の設置する家電(洗濯機、乾燥機、電子レンジ、冷蔵庫、食器洗い器、電気レンジ)は備え付けで、私達の代理人は壊れても無料で修理すると言ってくれた。タウンハウスに住む友人は自分で持ち込んだもの以外の家電は電気代も払う必要がないと言っている。その他の掃除機やテレビ等の持ち運びができるものは自分でそろえることになるが、概して家電は安いし、帰国セールなどで中古品が売りに出るのを探せば安くあがる。

IKEAで家具をそろえる

家具付きコンドミニアムから家具なしのコンドミニアムに引っ越ししたので、家具をそろえなければならなかった。ダイニング・テーブル、ダイニング・チェア、ソファ、ベット、TV台が最低限必要なものだった。また夫の仕事用のチェアも必要だった。家具はダウンタウンのSEARSやHBC(ショッピングの話を参照)でも買える。特にHBCにはワンフロアいっぱいの家具コーナーがある。しかし、大きくて高級なものばかりで私達のように短期滞在で帰国する時に処分するにはもったいないものばかりだった。(しかも、ソファひとつで$1500とか気楽に買える値段ではない)

カナディアンの友人、お世話になっているUBCの教授、同じく日本からやってきた先生とその奥さんから進められたのはIKEAだった。(カナディアンは「アイケア」といい、シアトルに住んでいたことのある友人やアメリカンは「イケア」と呼んでいる)スウェーデンの家具メーカーで世界中に店鋪があるが、なぜか日本と韓国にはない(公式HPのリストになかった)IKEAはとても人気が高い。というのはデザインはシンプルで北欧家具らしいテイストなのだが、値段がすごく安い。ソファは$299から、ダイニングチェアは$25くらいで買える。その他、食器、鍋、照明器具など生活用品一式はすべて手に入る。日本や韓国からきた留学生やこちらで出会った人の家にお邪魔すると必ずIKEAの家具がひとつはあるほどだ。リッチモンドのスウェーデン通りにあるので、バスを2回乗り継いでいかなければならない。(詳しいバスルートの探し方は「街の歩き方」で紹介しています)車でいくのが一番だが、小物も含めて自宅まで届けてくれるデリバリー・サービス(有料だけどそんなに高くない)を頼むのが一番。小さな子供がいる場合は、キッズ・コーナーに託児サービスがあるのでゆっくり買い物ができる。私達もここで家具をそろえることになったが、困ったのはほとんどの家具が組み立て式で大変だったこと。私達の場合は二人でなんとか組み立てられたが、女性独りでは無理かもしれない。(有料で組み立ててくれるサービスもある)

ちゃぶ台がいるね

地べたに座り込む生活が当たり前の韓国人と日本人。私達の家もソファを買ったが、友達ができて一緒に食事をする機会が増えるとダイニングテーブルでは椅子が足りない!幸い我が家はじゅうたん敷きなので韓国では一般的な「パプサン(キョジャッサン)」、日本でいう「ちゃぶ台」を探すことにした。

しかし、これがまた見つからない。前述のIKEAにはもちろんないので、日本人のお店、韓国人のお店を探した。バーナビーのHannam Super(「ショッピングの話」を参照)と近くのお店で見つけたが、畳一枚くらいのでかいものしかない。4人が座れる日本のコタツサイズのものは高くて$150くらいする。結局、韓国人のクラシファイドの掲示板で中古品を探すことになった。見つけたのはリッチモンドで暮らす韓国男性が韓国からもってきたもの。$40で買い取ることにした。今では、我が家の居間で閖の遊び場、食卓、コーヒーテーブルとして活躍している。今にして思えば、ソファやダイニングテーブルがなくてもよかった。(ソファやテーブルを購入する手間や帰国する時に処分することを考えれば、折りたたんで持ち運べるちゃぶ台が一番便利)

最初はカナディアンの生活様式にあわせるが、結局アジア人はちゃぶ台とざぶとんがあればいいのかも

スカリーのアパート

カナダに来てはじめて知ったのが、たくさんの映画のロケ地としてバンクーバーは有名だということ。夫と妻の二人がはまって日本でもよく見ていたのが「Xファイル」。シーズン5まではバンクーバーで撮影されている。で、さっそく探してみるとFBI特別捜査官スカリーのアパートがダウンタウンの閖の通う幼稚園のすぐそばらしい。喜んでさっそく行ってみた。

 

さすがに中には入れないが、ロケ地を回るツアーや観光客向けのホテルサービスもあるらしい。(高いけど)もちろん借りることもできるのでせっかくだからスカリーのアパートに住んでみたかった。詳しくはこちらのホームページに載っています。

高層アパートの火事

私たちはダウンタウンの海辺に近い高層アパートに住んでいる。眺めはいいし、とても気に入っているが、ここに住んで2回も火事騒ぎがあって大変だった。1回目は閖を幼稚園におくる午前8時半くらい。突然非常ベルが鳴り響いてあわてて3人とも外へ出た。このときは10階あたりの部屋でボヤがあったみたいだった。2回目はまだ夜中の3時半頃。遅くまでおきていた夫が非常ベルに気がついて今度も慌てて外へ出た。今度は26階で火事だったらしい。水が窓の外をぼたぼたと流れてきたし、私たちの隣の部屋は上の階の放水のためかなり水浸しになったようだ。幸いにも我が家はダメージなしでラッキーだった。

どちらの時もたいしたことはなかったが、20数階を閖をかかえて階段で降りる夫は大変だ。また警報システムの故障もあるので、逃げないでそのまま様子を見る人もいるが、万一のことを考えると部屋にいようとは怖くて思えない。まあカナダはガスの代わりに電気ですべてをまかなっているので日本のように爆発など深刻なことはないだろうけど、非常口の確認くらいは必要。(特に子供がいるときは)

ディスポーザー付シンク

主婦としてうれしいことにここのキッチンのシンクは2つあって、1つはディスポーザーがついている。生ごみをいつでも粉砕して流せるのでキッチンがごみで臭うことはない。だから日本みたいにごみ捨て場に猫やカラスが集まってごみを漁ることはめったにない。

マニュアルによるとディスポーザーには硬い骨も大丈夫で野菜くずや魚の骨など処理できてすごく便利。でもとうもろこしの皮やひげなど繊維質のものは駄目のようだ。気をつけて使っていたが、私たちの家でもパイプ詰まりが起こってしまった。強力なパイプ詰まりの洗浄剤をつかってみたが、うまく流れない。しかたなく、家主に管理を任されている代理人に連絡して直してもらうことになった。たいていの賃貸住宅ではこのようなトラブルを無料で解決してくれる。家賃にすでに修理費などが含まれているところもあるそうだ。

パイプ詰まりが起きてわかったのは水を流しながらごみを少しずついれること。いっぺんに詰め込むとパイプの中でつまってしまうので気をつけましょう

早朝の強盗事件

4月頃のこと、早朝4時ごろに友人のアパートに強盗が入った。物音がするので目がさめた友人がリビングに入ると部屋の中を物色している男がいた。驚いて悲鳴をあげたら、首をしめてきて「静かにしないと殺す」と脅してきた。友人は妊娠5ヶ月の妊婦なので家を出て行ってくれと頼んだが、さらに首をしめてきたという。悲鳴をあげて暴れ続けたので、強盗はそのまま逃げていった。そのアパートはビルの出入り口にロックはあるが、いったん中に入るとどの階にも自由に行き来できる。(高級コンドミニアムは住人でも自分の住むフロア以外は入れないようになっている。)またチェーンロックもなかったため、強盗は玄関から入ってきたらしい。(合鍵を作られたか、道具で開けられたかは不明)隣人達は悲鳴を聞いていたが、喧嘩か何かだと思われたらしく、誰も助けにきてくれなかったという。(特にそのアパートは留学生などの短期滞在が多く、人の出入りのはげしいためだと思う)

危ない順でいうと、一軒家、ベースメント、タウンハウス、低層階(3階以下)の部屋などとよく聞く。玄関の防犯カメラやちゃんとしたセキュリティがあるかは注意しないといけない。ひどいときにはトラックを横付けして引越しを装って家財道具をすべて盗まれることもあるらしい。

強盗にあった友人は事件以来、よく眠れなくなってしまった。カナダでは「殺す!」といって脅すと単なる強盗ではなく、殺人未遂として手配される重罪になる。女子供の首をしめて殺すと脅すなんて最低だ!

 

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Update 10/19/2003 15:41